睡眠禁止ゾーン
こんにちは。
箕面駅前ステーションの片岡です。
朝起きてから、仕事や家事、運動など疲労を伴う活動を行い、１日を過ごしていると、疲労や食事などの要因により眠気が襲う事がありますよね？
それでも理性や気力により仕事中に眠る事はありませんよね？
これ、実は理性や気力だけではなく、『覚醒力』という体内時計に指示されているものでもあるそうです。
疲れた時は一時的に思考や動作を制限し、少しずつ体力を回復しています。その時に眠気が襲います。
そこで覚醒力の働きにより、もう一踏ん張りしてくれている訳です。
特にその覚醒力が高まる時間は、仕事を終えた時間帯です。アフターファイブに元気になるのは、解放感によるのもありますが、体内時計によるものもあったんですね。
２３時から０時頃に就寝される方にとっては、２０時から２２時が最も覚醒力が強い時間だと言われています。
この時間帯の事を『睡眠禁止ゾーン』と呼ぶそうです。
運動機能も比較的高く、頭が冴えている時間だそうです。
例えば、その時間帯に日頃の疲れを取るつもりで、無理矢理寝たり、睡眠薬で強制的に眠ると、体内時計が狂ってしまいます。
覚醒するホルモンが出ている訳ですから、良い睡眠は取れませんよね。
現状、２０時頃に眠気のピークがきてしまう方は、体内時計が狂っている状態と言えると思います。
こういう状況に陥っている方は、覚醒力が働かず、日中寝てはいけない時間に理性も利かず眠ってしまいます。
一度狂った体内時計は元には戻りにくいですが、まずは眠気に抗う必要があるでしょう。
眠くなった時は座ったり横になって休むのではなく、思いきって歩いたり活動をしてみましょう！
その他、眠りを妨げて悪いと言われている、LEDやブルーライトなどの明るい光を浴びて、覚醒を促すのも体内時計の調整には一役かってくれます。
実際、北欧など白夜のある地域は、夜中真っ暗な部屋で眠り、朝には強いライトの光を浴びる事で、体内時計を狂わないように過ごしているそうです。
ご高齢者も、年齢的な機能の低下も伴い、体内時計が狂いがちです。
日中は眩しいと言われても、灯りは消さず明るく保つ事で、改善がみられるかもしれません。
睡眠時間の後ろ倒しは、現場の状況的に難しいかもしれませんが、可能な範囲で消灯時間を遅らせたり、投薬(睡眠導入剤など)の時間を遅らせる事も効果があるかもしれませんね。
※高齢者への投薬の指示や日頃の過ごし方については医師の判断を優先してください。
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